2018年10月 ついにCX-5の特別仕様車ExclusiveModeが発表されました。
この発表を心待ちにしていた方も多いと思います。
価格は365万円~とベース車両のLPackageに30万円程の上乗せとなりました。
そこで気になるのがLPackageと何が違うのか?ってこと。
ソウル
マシン
LPackageとの違いと同時に価格に見合う価値や装備があるのか?を見極めなければなりません。
価格差30万円は決して小さい金額ではないため、LPackageとの違いをしっかり把握しておきましょう。
- LPackageとExclusiveModeのエクステリアの違い
- LPackageとExclusiveModeのインテリアの違い
- ExclusiveModeは価格に見合う価値があるのか
検証の結果、ExclusiveModeはギリギリ価格に見合う価値と装備を提供できていると結論しました。
コンテンツ
“特別仕様車”ってどんな車?
特別仕様車は一般的に標準モデルにはない装備やオプションを標準装備して販売するモデル(グレード)のことを言います。
高級な装備品が多くなることもあり、標準モデルより価格は高くなりますが、価格対装備で見ると比較的お得な価格で購入できる場合が多いです。
お得とはいえ標準モデルより10~30万円程度は高くなります。
発売から期間が長くなり新車効果の薄れた車や人気の出ない車を売るための販売施策(対策)として販売されることも少なくありません。
実は初登場CX-5特別仕様車
初代CX-5(KE系)から通してCX-5の特別仕様車は初登場となります。
KE系では「2013アニバーサリー」という特別限定車があったのですが、999台の限定販売で特別仕様車とは異なるものでした。
2012年の登場から現在まで特別仕様車が販売されなかったことはCX-5の人気の高さを表すとも考えられます。
今回発表されたCX-5の特別仕様車ExclusiveModeはLPackageをベースに、特別仕様車だけの特別な装備を搭載しています。
LPackageの上位という位置づけとなり、CX-5の最上級モデルがExclusiveModeです。
洗練された空間を創り、CX-5を「所有する歓び」を提供する1台と謳われています。
価格の違い
エンジン | 駆動方式 | L Package | Exclusive Mode |
SKYACTIV-G 2.5T | FF | 3,326,400 | 3,650,400 |
AWD | 3,553,200 | 3,877,200 | |
SKYACTIV-2.2D | FF | 3,331,800 | 3,655,800 |
AWD | 3,558,600 | 3,882,600 |
※スマートフォンでご覧の方は画面を横向きにすると表が見やすくなります。
価格差は324,000円
同エンジン、同駆動方式であればLPackage → ExclusiveMode の価格差は324,000円。
次はこの価格差を埋める価値や装備の違いがあるのか見ていきましょう。
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装備の違い
エクテリアの違い
エクステリアの違いはホイールデザインに留まります。
画像左がLPackage。画像右がExclusiveModeです。
インチ数やホイールサイズ、タイヤサイズは同じです。
特別仕様車のホイールの方が大きく見る方もいるかもしれませんが、デザインの違いによるもので大きさは同じです。
実物を見てみないとわかりませんが、CX-8のホイールに似たデザイン、もしくは色違いと思われます。
ホイールのカラーは高輝度ダーク塗装となり特別仕様車専用カラーとなっています。
インテリアの違い
シート
特別仕様車のシートは専用のナッパレザー(ディープレッド)となり、シートベンチレーション機能も追加されています。
通常のレザーよりも高価な位置づけにあり、アメリカのナパ地域で作られていたことが語源となります。
夏場のレザーシートは熱くなるうえに熱がこもり蒸れを感じやすいのが難点となります。
背もたれと座面の広い範囲に吸い出し口を設けることで快適な運転環境を実現します。
※ベンチレーション機能があるのはフロントシートのみです。
一方、LPackageはレザーシートカラーをブラックとピュアホワイトの2色から選ぶことができます。
LPackageにはシートベンチレーション機能はありません。
マルチスピードメーター
特別仕様車には7インチマルチスピードメーター(TFTカラー)が採用されました。
これはアテンザのLPackageに採用されるメーターと同じです。
写真だけでは伝わり辛いのですが、真ん中のスピードメーターが液晶画面になっています。
コチラがLPackageのメーターです。通常は右側が液晶画面となっており必要な情報を切り替えて使います。
どういうことなのかはこの動画がわかりやすいです。(海外の映像なのでスピードメーターはマイル表示となります)
これこれ、2018 Mazda6のスピードメーターの動作。
クルーズコントロールと速度制限の奴がアニメーションで分かりやすい。 pic.twitter.com/3mJhdcJjTi— K-hon (@khonda_sdk) 2018年6月3日
写真では中央も普通のメーターのように見えましたが、メーターの針も含めて液晶に表示されている映像なのです。
実際にアテンザのLPackageに試乗させてもらいましたが、このメーターが非常に見やすい!
機械やメカが好きな方の心をくすぐるメーターになっていると思います。
自動防眩ルームミラー
自動防眩ルームミラーの機能は同じですが、特別仕様車ではフレームレスタイプが採用されました。
LPackageのルームミラーと比較するとフレームの薄さが際立ちます。
ちなみに・・・
自動防眩ミラー(フレームレス)は流用が可能です。
ディーラー問い合わせると純正部品として取り寄せてくれます。
気になる方はお近くのディラーに問い合わせてみましょう。
インパネデコレーションパネル
グローブボックス上のパネル(写真上)やドアトリムのパネル(写真下)が特別仕様車(写真右)では本杢が採用され、LPackage(写真左)はメタルウッド/サテンクロームメッキとなります。
どちらも高級感のあるパネルですが、本物の木を使った特別仕様車の方がより高級という位置づけになっています。
ステアリングホイール
特別仕様車はステアリングホイールの中央にメッキリングが追加され、6時位置のベゼルが本革巻になります。
と書かれてはいますが、よくわからないので写真で比較してみましょう。
ベゼルはハンドルの下側の黄色付けした部分です。
LPackageはこの部分が樹脂になっているのですが、ExclusiveModeは本革巻ということです。
加えてハンドル中央のマツダマークを囲うようにメッキリングが追加されます。
車内照明類
特別仕様車では車内の照明類が全て白色LEDで統一され、さらに前席と後席のLEDフットランプ(35,640円相当)が標準装備となります。
夜間は真っ暗な空間に優しく明かりを灯してくれます。
照準装備のオプション
特別仕様車では以下のオプションが標準装備となります。
Boseサウンドシステム(81,000円)
CD/DVDプレイヤー+地上デジタルTVチュナー(フルセグ)(32,400円)
360°ビュー・モニター+フロントパーキングセンサー(43,200円)
この3つの合計で156,600円。
LPackage → ExclusiveMode の価格差が324,000円だったので、追加オプションだけで約半分を埋めていることになります。
特別仕様車の装備品の価格は?
ソウル
マシン
- ホイールデザイン&カラー
- シートカラー(ディープレッド)
- シートベンチレーション
- マルチスピードメーター
- 自動防眩ルームミラー(フレームレス)
- インパネデコレーションパネル(本杢)
- ステアリングホイール
- 車内白色LED照明(標準装備)
- 前席&後席LEDフットランプ(標準装備)
- Boseサウンドシステム(標準装備)
- CD/DVDプレイヤー+地上デジタルTVチュナー(フルセグ)(標準装備)
- 360°ビュー・モニター+フロントパーキングセンサー(標準装備)
LPackage → ExclusiveMode の価格差 324,000円
ExclusiveModeで標準装備となるメーカーオプション(赤色)の合計で156,600円。
緑色で示したLEDを全てディーラーオプションで追加したとすると合計は78,516円。
(本来、特別仕様車の前席&後席フットランプはディーラーオプションで設定されている装備と異なりますが、価格の違いをわかりやすくするため、DOPの価格で計算させていただきました。)
青色で示した部分がExclusiveModeの専用装備となり実質88,884円(324,000-156,600-78,516)となります。
価格だけで考えると特別仕様車の価格設定は妥当~少し高いような気がしてきます。
社外品であれば室内灯を全てLEDにしても7万円以上することはありませんからね。
専用装備で大きな価格差を生み出す部分としてはシートベンチレーションとマルチスピードメーターあたりでしょうか。
マルチスピードメーターは車に乗れば毎回使いますが、シートベンチレーションは主に夏場に使う機能となります。
シートベンチレーションとマルチスピードメーターにどれだけ価値を感じるかでExclusiveModeの評価が変わってくると思います。
【まとめ】CX-5特別仕様車ExclusiveModeとLPackageを徹底比較
私個人の意見(結論)としては
ExclusiveModeは価格に見合う価値をギリギリ提供できているとしました。
価格の件では否定的とも取れる意見を並べましたが、車全体の完成度はメチャクチャ高いと思っています。
マルチスピードメーターは運転の度にワクワクさせてくれるし、シートベンチレーションも一度使うと違いは歴然。
夏場の運転では不可欠なものになるはずです。
一点気になる部分を挙げるとすれば、SKYACTIV-G 2.5Tは日本では少しオーバースペックなように思います。
330万円位で25S LPackage(SKYACTIV-G 2.5 FF)をベースにしたExclusiveModeとかあると良いんじゃないかと考えています。
でも、SKYACTIV-G2.5TとSKYACTIV-D2.2だからこそ Exclusive(排他的)って意味なのかもしれませんね・・・
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
CX-5 特別仕様車 ExclusiveMode 購入の参考になれば幸せます。
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