新しい車を購入するときに、今乗っている車をどうするか?選択肢は大きく2つ。
①車を購入するディーラーで下取りをしてもらう
②買取店で買い取ってもらう
一般的に「買取店の方が金額が高い」イメージはありますが、本当にそうでしょうか?
ネットにあふれる情報を見ていると、CX-5を購入する人の下取り査定は、ディーラーもかなり頑張っているように感じます。
以前の記事「新型CX-5見積もり大公開!コレでサインした」で少しだけ触れましたが、今回はもっと掘り下げてお伝えしたいと思います。コチラもご覧ください。
コンテンツ
下取り車両
以前の記事でも触れていますが、まずは今回、手放す車両のデータからです。
デミオ XD Touring DJ5FS
カラー ディープクリスタルブルーマイカ
年式 平成27年8月
走行距離 約 10,000km
購入当時の車両本体価格 ¥1,976,400(税込)
購入当時のコミコミ価格 ¥2,200,000
2017年1月のナイスbook(査定版)による基本査定価格は¥1,100,000
※ナイスbookは、ディーラーや買取店が査定の基本額を調べる時に使うもので、基本査定価格や買取に必要な車両情報が掲載されている本のことです。
ディーラーの下取り査定
まずはディーラーの下取り査定額です。コチラをご覧ください。
見積もりの一部分、下取り車の項目です。
査定価格は、140万円。特に交渉をしたわけではありません。最初からこの金額を出してきました!基本査定価格からプラス30万円です。ディーラーさん気合入ってます。車両本体からの値引きは、0円でしたが、この条件でCX-5の納車予定(3月末)までデミオが使えるとのことです。
一括査定
正直、ディーラーで思ったより良い条件がでたのですが、損しないためにも、しっかり調べたいと思います。今回、利用したのはコチラ。
どこでも良かったのですが、一応、大手で一括査定。入力する項目も少なく、最初の申し込みがラクです。必要事項を入力して送信すると、すぐ電話がかかってきます。そサイトで入力した情報で足りない車両情報を電話で伝えます。大手でもウチのような田舎では、2~3社しか査定に来てくれません。
今回、査定に来てくれたのは、TVCMも多いB社とG社です。
買取店の査定
最初に査定に来たのは、G社。午前中に査定を申し込んで、その日の昼には、車を見にきました。ディーラーで出してもらった金額も伝えたうえで査定をしてもらいます。結論から言うと・・・
出せて¥135万円。しかも、速攻(1週間以内)で車がもらえる場合。3月末になると、もう一回査定は必要だし、135万は出せない可能性も高い。と、いうことでした。
ディーラーの査定に軍配。
次にB社。B社はネット申し込み後の電話で、他社の査定額を聞いてきたので、ディーラーで140万と伝えています。受付の女性スタッフさんは「それより頑張れます」と言っていましたが、結果は・・・
133万円のところを直ぐに車をもらえるなら、138まで出せます。と、G社と同じく、直ぐに車がもらえる場合の条件付き。受付スタッフさんは、買い取りの知識が少ないので、仕方ないですね。
コチラもディーラーに軍配です。
どちらの買取店も、「自分の店で新しい車を購入してくれれば、もっと良い条件が出せます」と言っていました。
確かに、下取り(新しく車を買う店に、自分の乗っていた車を売る場合)と買い取り(新しく車を買う店とは違うところに、自分の乗っていた車を売る場合)では、条件が異なるので、同じ土俵で戦わせるのは、可哀そうではあります。
なぜなら、下取りの場合は、新しく買う車の値引き額が、下取り価格に上乗せされていることが多いからです。
買い取り査定に来た2社は「新しい車は何ですか?値引きはどれくらいですか?」と同じように質問をしてきます。「新型CX-5にするつもり」と伝えると、「さすがにウチでも買えますよ」とは言ってきません。「車両本体からの値引きは 0円」と伝えると、「値引き額が下取り査定に乗ってますね」と口を揃えます。「〈下取り価格〉と〈値引き金額〉を分けてくれると、勝負できるんですけどね」と続けます。
でも、「オプション値引きは18万円ですよ」と伝えると、マジか?という表情。「今回はディーラーさんの方が条件が良い。その条件では出せない」と肩を落としていました。純粋な買い取り価格だけでは、140万円以上という金額は出せないということでした。
値引き額と下取り価格の関係性
買取店が「自分の店で新しい車を購入してくれれば、もっと良い条件が出せます」と言うのはこんな理由からです。
例えば、300万円の車で、20万円の値引きが可能な車両を購入予定。下取り車両の査定が110万円だったとすると
300 – 20 – 110 = 170
170万円で新しい車を購入することが可能です。販売店もこの条件で売れれば損はしません。
「今だったら、下取り+10万出せます」と言ってくる営業マンいますよね?同じ170万円で車を売る場合でも
300 ‐ 10 ‐ 120 = 170
というように、値引き額を調整して、下取り価格に上乗せしてくることは多いです。同じ170万円で売れているので、下取り価格を上乗せしても販売店は損しないわけです。自分の店で車を買ってくれれば、値引き額を買取価格に上乗せできるので、好条件が出せるというわけです。
マツダは値引きをしてくれない
新型CX-5もそうですし、デミオを購入する時もそうだったのですが、私の行く販売店は車両本体からの値引きを頑なにしてくれません。販売店によって違いはあると思いますが、「値引きに頼らない販売を行う」と2016年の決算記者会見で発表しているくらいですから、その方針に則って販売をしているのだと思います。ディーゼル車両は特に、「補助金の兼ね合いで値引きできません」と営業マンも平気で言ってきます。
車両本体からの値引きができない分、下取り価格を頑張る傾向にあるのでしょう。せっかく新車を買ってくれる人を逃がすわけにはいきませんからね。下取り価格を上乗せしても、見た目上は、値引きしてないことになりますからね。
まとめ
マツダは車両本体からの値引きをしてくれないので、下取り価格が高くなる傾向はある
今回は車両値引きが 0円だった(マツダが値引きをしてくれなかった)ので、下取り価格 VS 買取価格 になってしまいましたが、本来は値引きと下取り価格を分けて考える必要があります。純粋な下取り価格と買取価格では、買い取り店に軍配が上がるかもしれません。でも、マツダは値引きをしてくれません。値引きをしてくれない分、下取り車の価格を上げて、値引きに相当する金額を出しているのかもしれません。
「下取り<買取り」と言っているのは、買取り店だけで、CMも多いので、そう思い込んでしまいがちですが、実態は必ずしもそうではありません。損しないためにも、自分でしっかり調べて、面倒でも複数社に査定をしてもらうことをオススメします。査定の結果をもって、再度交渉すれば、さらに良い条件を引き出せる材料になるかもしれません。事前準備や情報収集をして交渉に臨むようにしましょう。
それでは、最高のCX-5 ライフを
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