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「未塗装樹脂パーツ復活系で何を購入するか迷っている」
「WAKO’Sスーパーハードが良いと聞くが本当か？」
そんな皆さんに向けて書いている記事です。
みなさん こんにちは。
CX-5 → CX-30 → MINIと、ここのところ未塗装樹脂パーツの多い車に乗り換え続けているエムブロ(@Mblo_com)です。
この5年で幾度となく未塗装樹脂パーツのコーティングを行ってきました。
使いやすいもの、使いにくいもの、黒くなるもの、耐久性の高いもの様々な製品を使って未塗装樹脂パーツをキレイに保つ方法を模索しています。
これまでに使ってきた未塗装樹脂コーティング剤の代表的なものはコチラにまとめていますので、良かったらご覧ください。
さて今回は、未塗装樹脂パーツコーティングの定番でもある WAKO’Sスーパーハードの長期レビュー ということでお話をしていきたいと思います。
未塗装樹脂パーツのコーティングといえば、WAKO’S スーパーハードをイメージする方も多いかもしれません。
私もこの数年かなりお世話になりました。
結論からお伝えすると
【WAKO’Sスーパーハードはプロ向けの製品】
未塗装樹脂パーツは黒くなるし、確かに良い製品ではあるのですが、使い方や乾燥をミスってしまうと大変なことになるケースもあります。
WAKO’Sスーパーハードを購入するか迷っている方の参考になれば幸いです。
コンテンツ
WAKO’S スーパーハード(SH-R)は、未塗装樹脂パーツ用の耐久コート剤(コーティング剤)です。
未塗装樹脂パーツ用としては珍しいガラス系のコーティング剤で、色あせた(白化した)未塗装樹脂パーツを黒く蘇らせたり、保護する効果があります。
耐候性、耐久性も高く、効果は6〜12ヶ月感持続し、エンジンルームなど高温になる場所にも使用可能。
艶出し剤でも、ワックスでもない次世代の長寿命コート剤です。
液剤の伸びが良い
液剤の伸びが非常に良く、他の未塗装樹脂復活系コーティング剤と比較しても施工しやすいと思います。
少量をスポンジに取るだけで、スッと広く塗り広げることができ、施工時間の短縮にも貢献してくれます。
大容量
スーパーハードの内容量は、約150mlととても大容量。
良くスーパーハードは高いと言われていますが、量が多いから高いだけで、10mlあたりの単価は少し安いくらいです。
一般的な未塗装樹脂パーツのコーティング剤が 約10ml程度で1,000円前後と考えると、150mlで6,700円なら良心的とも言えます。
スポンジが使いにくい
施工用のスポンジが10回分（端まで使えば16回分）付属しているのですが、このスポンジの使い勝手が決して良いとは言えません。
付属品なので文句は言えませんが、もう少し細かい部分まで塗り込めると良いなというのが本音です。
長方形で施工面は一面のみなので、メッシュの隙間など細かい部分に塗り込むのは厳しいです。
細かい部分まで塗り込もうと思うと、このようなスポンジ刷毛があると便利です。
先端が細くなっていることで、細かな部分にもしっかり塗り広げることができて便利！
価格も安いので、スーパーハードとセットで購入がオススメです。
施工後の耐久性は高い
耐久性の高さでは、他の未塗装樹脂パーツコーティング剤では太刀打ちできないかというところ。
施工から3ヶ月程度では色味の変化はほとんど感じることはありません。
施工から半年程度経過してようやく少し色が抜けたかな？と思う程度。
シッカリ正しい手順で施工すれば、半年くらいでコーティングが劣化することは無いようです。
施工をミスると大変
ただし、間違った方法で施工してしまったり、効果前に水分に触れたりすると1〜2ヶ月程度で大変なことになてしまいます。
まずは写真をご覧ください。
スーパーハードを施工して2ヶ月くらいが経過しています。
表面に白くムラが発生しています。
一見白化しているように見えますが、白化しているのではなく、スーパーハードのコーティング皮膜の下に隙間が出来て、コーティング皮膜が浮いてきているのです。
コレは、コーティングを厚塗りしすぎてしまったことやコーティングの効果前に水分に触れてしまったことが原因と考えられます。
タチが悪いのが、コーティングして数週間はキレイに見えてしまうということ。
スーパーハードを施工して数日から数週間は、キレイに施工できたように見えるのですが、時間が経過するにつれ徐々にコーティング皮膜が浮いてしまい、浮いた部分が白く見えてしまうのです。
スーパーハードは、施工後24時間は水分厳禁。
雨はもちろんですが、結露もNGなので、施工翌日の天気も気にする必要があります。
ややムラになりやすい
もう一つ施工時の注意事項がムラになりやすいこと。
厚塗りしないように注意しながらスーパーハードを塗布した後にシッカリと拭き取りを行うことが大切です。
拭き取りが不足してしまったり、厚塗りし過ぎてしまうと、筋状にムラが発生してしまうことも少なくありません。
スーパーハードはガラス質のコーティングになるので、拭き残しがあるとそのまま硬化してしまいます。
高い耐久性がゆえに施工には注意が必要です。
長期保存には注意が必要
ガラス質のコーティングであるがゆえに保管にも注意が必要。
キチンとフタを締めた上で温度変化の少ない暗所に保管しておきましょう。
スーパーハードは、容量が多いこともあり、普通に使えば一年や二年で使い切ることはありません。
購入すると数年に渡り所有してしまうことになります。
保管場所の環境が悪いと容器の中で結晶化（硬化）してしまい、使うことができなくなってしまいます。
ということで今回はWAKO’Sスーパーハードのレビューをお届けしました。
まとめると
「正しい手順で施工すればキレイに仕上げることはできるが、拭き取りや乾燥をミスるとかえって汚くなるコーティング」
極当たり前のことを言っているようですが、スーパーハードはミスの許容範囲がスゴく狭いと思います。
他の未塗装樹脂コーティングは、ココまで厳しくはありません。
コレがスーパーハードはプロ用と結論付けた理由です。
拭き取りに関しては、拭き残しが無いように気を付ければ良いですが、乾燥の24時間水分NGは一般ではなかなか難しい面も多いです。
クルマが結露する時期はガレージでもないと施工できないってことになりますからね。
とは言え、使用上の注意を正しく守れば、キレイに仕上がることも確か！
耐久性も申し分無しということで、スーパーハードを使う時は翌日の天気も含めシッカリ確認していきましょう。
スーパーハードの施工が難しいと感じる場合は、このあたりを参考にしてもらうと良いかもしれません
最後まで見ていただきありがとうございました。
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