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車に乗っていれば、必ず行わなければならないのがオイル交換。購入から最初の3年間はパックdeメンテでオイル交換をする人は多いと思います。3年を経過しても、パックdeメンテを延長することもできますが、当然追加料金がかかってしまいます。
ディーラーで交換をお願いすれば、当然 純正のオイルで交換してくれます。ディーラーによって価格は異なりますが、6,000~8,000程度。半年に一回程度とは言え、なかなか高価です。
今回はディーラー以外でオイル交換をすると、どんなオイルがあるのか？ディーゼルエンジン用のオイル、オススメ3選をお伝えします。
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CX-5 20S 25S オイル交換 ガソリンエンジンにオススメオイル 3選
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オイルの役目
まずはエンジンオイルの役割からです。オイルは血液のようなもので、エンジンの中を常に循環しています。エンジン内部の焼き付きを防止し、潤滑剤として働きながら、エンジン内部で発生した汚れを取り込み、クリーンな状態を保つのが大きな役目です。オイルはエンジンの熱による酸化や、燃えかす、水分の混入により次第に劣化していきます。一定の期間または走行距離を過ぎたオイルは十分な働きができなくなるため、交換しないと燃費の悪化やエンジントラブルを起こす恐れがあるので、定期的な交換が必要になります。
取扱説明書には2.2lディーゼルの交換目安として、標準で10,000kmまたは1年ごと。シビアコンディションで5,000kmまたは半年ごとの交換を推奨しています。走行距離か期間のどちらか早い方で交換します。
標準の交換サイクルは、思ったより長いですよね。シビアコンディションがどんなものかというと・・・
例1.走行距離が多い（年間2万km以上）
営業車として広範囲にクルマで活動するなど、走行距離が多い。例2.短距離走行の繰り返し（8km以内/1回）
ほぼ毎日､主に家から10分程度の所へのお買い物や送り迎え､勤め先への往復に使う。例3.低速走行やアイドリング状態が多い
渋滞や、市街地などでの信号による停車が多い。例4.山道、登降坂路の頻繁な走行
家の近くや普段の通り道で坂道の登り下りが多く、ブレーキを頻繁に使う。例5.悪路の頻繁な走行
凸凹路、砂利道、雪道など、運転していて衝撃を感じたり、クルマの下回りに石や砂があたったり、砂埃などでボディが汚れるような所をよく走る。出典：マツダ
こう見ると、シビアコンディションに当てはまる人は少ないような気もします。寒冷地ではオイルの劣化は早まりますので、早めの交換は必要になります。
オイルの選び方
オイルには大きく分けて3つの種類があります。また、車種にあった粘度を選ばなければなりません。
化学合成油
原油を高度な技術で精製し、不純物を可能な限り排除した高純度のエンジンオイル。「化学合成油」または「100％化学合成油」と言います。寒い時期でもエンジンの始動性が良く、耐熱性も高いのでオイルの劣化がしにくい上に、蒸発性も低いのでオイルがムダに蒸発することがないのも特徴です。高性能、高品質ゆえに値段が高く、車好きな人でないと使用するには躊躇してしまうこともある高級なオイルです。
部分合成油
鉱物油と化学合成油の混合オイル。成分のほとんどは鉱物油ですが、鉱物油の特徴である酸化が早く劣化しやすい点や低温始動時など、鉱物油が苦手とする部分を化学合成油の成分で補うように設計されています。部分化学合成油の中の化学合成油の配合は20％以上と決められており、化学合成油の性能にどれだけ近づくことができるかが部分合成油のポイント。値段は化学合成油ほどではありませんが、毎日長距離走行する車や、高速道路に乗る機会が多い車におすすめのベースオイルです。
鉱物油
鉱物油は原油を蒸留して精製された昔ながらのエンジンオイルです。現在、一般的に一番普及しているベースオイルで価格が安い分、耐熱性能や酸化に弱いです。化学合成油に比べると分子構造にばらつきが多く、エンジンの始動性や燃費、維持などは劣りますが、こまめに交換すればなんの支障もなく走行できるレベルの品質は維持されています。
オイルの粘度
SAE 5W-30などで記載されているもので、SAEというのは、米国自動車技術者境界が定めた、粘度番号のことです。左側と右側の数字でオイルの粘度を表しています。
左側の数字は、低温時のオイルの粘度を表します。WはWinterを表し、左側の数字が低いほど低温時の流動性が良い（柔らかい）オイルとなります。エンジン始動性が良く、燃費向上に貢献します。
右側の数字は、熱に対する強さを表します。 数字が大きくなるほど耐熱性が高くなり、高回転エンジンやターボエンジン等の高負荷時に、十分な油膜を確保することができます。
XDオススメオイル3選
まずは、SKYACTIVE-D 2.2のメーカー推奨オイルの確認です。取扱説明書にはこうあります。
純正ディーゼルオイルエクストラSKYACTIV-D SAE 0W-30
純正ディーゼルオイルエクストラDL-1 JASO DL-1､SAE 5W-30
表に記載されたエンジンオイルを使用してください。表に記載されていないエンジンオイルを使用すると､ディーゼルパティキュレートフィルター (DPF) の劣化が早くなります。
出展：マツダ
「マツダのディーゼルエンジンは、純正オイル使わないと壊れるよ」と、よく聞くのは取扱説明書に記載があるからなんですね。でも、同程度のグレードと同じオイルの粘度のものを選べば、基本的に問題はありません。
オイル交換に必要なオイルの量は？
オイルのみの交換で4.8l、オイルフィルター交換時で5.1lのオイルが必要になります。
オイルを購入する際の参考にしてください。足りないのも問題ですが、余ったオイルの処理も面倒です。たとえ、オイル缶に入れて保管しておいても空気に触れたオイルは徐々に劣化していきます。できるだけ、余らないように購入するほうが得策といえます。
なんだかんだ言ってやっぱり純正以外は不安という方に、純正オイル。
純正オイルを買えるのは、ディーラーだけではありません。
20l入りなので4回のオイル交換が可能です。1回あたりの金額は3,000円チョットで、ディーラーで交換するときの半額程度です。
コストパフォーマンスも結構高いですね。
気になるのは、このオイルを普通の交換頻度で使うと2年分になること。
開封後の劣化は気になります。数名で購入してシェアできると良いかもしれませんね。
全合成由ベースでオイル消費が少なく、耐熱性、清浄性に優れ、エンジン内部をクリーンに保ちます。
メーカー指定オイルの基準はしっかりと満たしています。
ワコーズと言えば、有名なオイルメーカーです。レース車両用のオイルを提供しており、高い性能と品質を提供するメーカーです。オイルの他、ケミカルも有名です。
マツダファン、ロータリーファンなら一度は耳にしたことがあるであろう RE雨宮。
ロータリーエンジン用のパーツばかりかと思えば、ディーゼルエンジン用のオイルもあるんですね。
SKYACTIV-D 2.2専用なので、容量は5.1lでオイルフィルターを交換した時の使用量にピッタリ。
オイルが余らないのは、何気に有り難いです。
オイル交換方法
オイル交換は比較的簡単に行える作業です。自分でやると、より愛着も湧くでしょう。
ですが使用済みのオイルはどこにでも捨てることはできないですし、最近の車はアンダーカバーを装着していることも多くジャッキアップしたからといって簡単にドレンボルトにアクセスできません。
それにジャッキアップしてオイルを抜いても、車体が斜めになっていると古いオイルをキレイに抜けないこともあります。
オートバックスやイエローハットなどのカー用品店や町の車屋さんでも、持ち込みでオイル交換をしてくれるところは多いです。
持ち込み量が500~1,000円程度かかりますが、プロに任せた方が、安心・確実・早いので効率は良いです。
どうしても自分でオイル交換をしたいときは、こんなのがあると便利かもしれないです。
オイルを抜く際に下のドレンボルトではなく、エンジンルーム内のオイルゲージから古いオイルを抜き取るための機材です。
オイル交換の時のジャッキアップが必要なくなるため、比較的手軽かつ安全にオイル交換をすることができます。
ただ、少量とは言え、どうしても古いオイルがエンジン内に残ったり、古いオイルが全て抜けたのかわかりにくいのが難点。
古いオイルを不織布に染み込ませ、家庭ごみとして処分できるようにするための処理剤です。
家庭用の揚げ物油を処理するときに使うものに近いです。捨てる量に対して少し大きめを選んだ方が良いみたいです。
まとめ
メーカーの推奨するオイル交換時期は思ったより長いですね。
シビアコンディションで使用しているとは限らないのですが、ディーラーもガソリンスタンドもカー用品店も半年ごとの交換を推奨しています。
早めに交換することは、エンジンの負担を考えても、良いことなのかもしれませんが、少しもったいないような気もします。
クリーンディーゼルエンジン用のオイルは少なく、選択範囲は狭いのですが、純正オイルが安く手に入るのも嬉しいですよね。
純正オイル以外の２つも高性能オイルであることは間違いありませんし、メーカー推奨の基準はクリアしていますので、安心して使うことができます。
ディーゼルエンジンはガソリンエンジンと比較すると使用するオイル量も多いですしオイル自体も価格が高いです。
半年に一度のことではありますが、ディーラーで交換すると6,000円~8,000円程度かかりますので、上手にオイル交換をすればランニングコストも下げることが可能です。
だからと言って安かろう悪かろうのオイルでは、SKYACTIV-D 2.2の性能を正しく発揮できませんので、基準を満たしたオイルを使うようにしましょう！
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