CX-3の大幅商品改良モデルが発表され、マツダHPも新型に差し替わりました。
最初は「カッコイイなぁ」なんて思いながら眺めていたのですが、徐々に「CX-3って高くない?CX-3の魅力(売り)はどこだ?」と考えるように。同時に「少し頑張ればCX-5かえるよね?」という思いも強くなりました。今回はCX-3とCX-5で購入を迷っている方にお届けする
『少し頑張ればCX-5買えるけど、CX-3の魅力はどこか?』
の検証をしてみたいと思います!
CX-3ってめっちょ高くない?
スタイリングとかは良いんだけど、少し頑張ればCX-5買えるような…
ターゲットがよくわからん。— CX-5でいこう! (@gogoCX30) 2018年5月23日
コンテンツ
結論!
先に言っちゃいます!
あくまで金額的には・・・ってこと。それぞれ価値観があるので、どこを魅力と思うかで購入候補の車種は変わってくると思います。CX-5が全てにおいて優れているわけでもありません。
そういった状況の中でCX-3の魅力は何なのか?一緒に考えて見たいと思います。
では、CX-3の標品改良のポイントとCX-3、CX-5の違いを見ていきましょう。
CX-3大幅商品改良!何が変わった?
先ずは先日行われたCX-3の改良ポイントから見ていきましょう。
エンジン
ガソリンエンジンはCX-5のガソリンエンジンと同様にSKYACTIV-G2.0は実用域での燃費性能向上と応答性の向上、排ガス中の有害物質低減など細部をブラッシュアップ。要はCX-5の2.0lと同じエンジンを積んでいるということですね。しかし、最高出力や最大トルクは僅かにデチューンされていて、CX-3に最適化していると考えられます。
ディーゼルエンジンは新開発の「SKYACTIVE-D1.8」を採用。今回の大幅改良の目玉と言えます。実用燃費と環境性能向上を目的に、従来の1.5lから1.8lへ排気量をアップ。新しいインジェクターや可変ジオメトリーシングルターボチャージャーなどの採用で、高回転域でも高いトルクを達成しています。
エクステリア
大きな部分はフロントグリル、リアテールランプ、ホイールのデザインが変更。細かな部分ではフォグランプベゼルがグロスブラックに、ピラーガーニッシュ、サイドガーニッシュモールの採用により、高級感を高めています。
フロントグリルは正直「どこが違うの?」と思うほど。旧型は細めの横線が7本に対して新型は太めの4本線になっています。リアテールランプはCX-5のデザインに近くなりました。ホイールのスポーク数は変更ありませんが、デザインはより力強い印象になっています。
インテリア
電動パーキングブレーキの採用により、センターコンソールのレイアウトが一新。アームレストや収納スペースとしてマルチボックスが採用されています。これに合わせ、マツダコネクトのコントローラーはCX-5と同様の配置(従来はデミオと同じ配置)に変更となりました。また、リアシートはカップホルダー付きアームレストを新たに装備し、機能性と使い心地を向上させています。
ボディカラー
チタニウムフラッシュマイカとエターナルブルーマイカがカタログ落ち。
ソウルレッドクリスタルメタリック※、マシーングレープレミアムメタリック※、スノーフレイクホワイトパールマイカ※、ジェットブラックマイカ、ディープクリスタルブルーマイカ、セラミックメタリックの6色となりました。※は特別塗装色
CX-5と比較してみる
CX-3の商品改良のおさらいができたところで、CX-5と比較していきたいと思います。
比較表(重量、燃費、価格は全てカタログ値でFFのデータを記載しています)
先ずは価格を比較します。
CX-3 G2.0(PRO、FF)→CX-5 G2.0(PRO)価格差¥356,400
CX-3 D1.8(PRO、FF)→CX-5 G2.0(PRO)価格差¥58,520
CX-3 D1.8(PRO、FF)→CX-5 D2.2(PRO、FF)価格差¥371,520
CX-3 D1.8(L P、FF)→CX-5 D2.2(L P、FF)価格差¥463,320
CX-3 D1.8(L P、FF)→CX-5 G2.0(PRO)価格差¥-146,880
このように同じエンジン(同じ燃料)で同じグレードを選択するとCX-3 → CX-5にしたときの価格差は35~46万円とかなりの価格差。これだけの価格差があれば、そう簡単に「CX-5にしよう」とは思わないはずです。でもCX-3には無くて、CX-5には標準装備されている機能もあります。機能の違いまで含め価格差を考える必要があります。
その他装備・オプションなどに挙げた項目が主な装備の違いです。純正スピーカーについてはCX-3の方が充実していますが、BOSEサウンドになるとCX-5の方が優位。でも価格もそれなりに上がります。
i- ELOOPは装備することで多少燃費が良くなるのですがCX-3もオプションとなります。
CX-3のアクティブ・ドライビング・ディスプレイはメーターのフード上に反射板が立ち上がり照射をするタイプ。一方CX-5はフロントガラスに照射するタイプになります。どちらもカラー表示で機能に大きな違いはありません。照射する位置の違いですね。
エアコンについてはCX-5が左右独立で温度調整が可能。更に後席にもエアコンの吹き出し口があります。
CX-3にしかない魅力とは?
CX-5と比較した時のCX-3の魅力
MTの設定がある!
CX-3には全グレードにMTの設定があります。国内向けCX-5にはMTの設定はありません。(海外仕様はMTもあります)車好きや運転好きにとって、これは大きなアドバンテージになるのではないでしょうか?
運転を楽しむという点においては、MTの方が適していると私は考えています。最近のAT車も昔と比べるとダイレクト感が高まったようにも思いますが、MTには敵いません。路面状況や走行スピードに合わせ、適切なギヤを選択し、想いのままに走らせることはMTの特権です。
まとめ
CX-3はディーゼルよりガソリンの魅力が高い!
CX-3のサイズは中途半端!でもMTは魅力的!
CX-3は大きさの割に価格が高いかと思っていましたが、ライバル車と比べてみるとトヨタC-HRで230~290万円、ホンダVEZELで210~290万円なので、大差はありません。コンパクトSUV自体が割高な設定のようですね。
ボディサイズの割に車内寸法はやや小さくデミオとほぼ同じ。SKYACTIVE-D1.8は排気量アップしたとは言うものの、従来のD1.5 から11psしかアップしていないのは寂しいところです。
スカイアクティブD1.8
排気量300ccアップしたのに、最高出力は116ps。環境性能を優遇した結果なのかもしれないが、D1.5と比べて11psしか上がってないのは寂しいな。
排気量=性能ではないが150psくらいは出しても良かったと思う。— CX-5でいこう! (@gogoCX30) 2018年5月24日
Tweetにもありますが、海外勢を見てもディーゼル1.8lなら、150psくらいは出してほしかったというのが率直な感想です。高い金額を出してディーゼルエンジンを選択する理由が他の車種に比べると弱い気がします。他車種はディーゼルエンジンを選択すれば最高出力、最大トルク共にガソリンエンジンを上回るのですが、CX-3はディーゼルの方が最高出力が低いですからね。
CX-3以外の車種 → ディーゼルにすることでパワーもトルクも上がる
CX-3の場合 → ディーゼルにすることでトルクは上がるけど、パワーが下がる。
もちろん車はパワーが全てではありません。でもガソリンエンジンより高い金額を出してディーゼルエンジンを購入するのに、ディーゼルを選ぶ動機や理由が薄くなってしまいます。試乗をしていないので、何とも言えませんが数値を見るだけではガソリンの方がバランスが良い気がしますね。ワンランク上のCX-5と同じエンジンを積んでいると思えば、価格も安く感じます。
番外編!CX-3買うならどれ?
私がCX-3を買うなら・・・
ガソリン2.0l L Package(FF)もちろん MT を購入します。
Amazonギフト券にチャージして購入すれば
チャージ毎に最大2.5%還元!
Amazonでのお買い物はギフト券にチャージ(入金)して購入するのがおすすめ!
チャージする度に、チャージ額の最大2.5%分のAmazonポイントが貯まり、お買い物をしてさらにポイントをGETすることができます。
Amazonでクルマ用品を購入するなら上手に活用しよう!