ここ一年以上 i-DMは3rd STAGEを維持している管理人です。
i-DMのスコアを伸ばすには加点を獲得することも大切ですが、減点をされないことも同様に大切なことです。
運転中に白ランプが点くようであれば、それは減点される運転です。どんなに青ランプが点く運転をしても、減点を繰り返していてはi-DMのスコアを伸ばすことはできません。
では
i-DMはどんな運転を評価し、どんな運転を嫌うのか?
この記事は
「i-DMのスコアが伸び悩んでいる人」「3rd STAGEを目指しているけど、どんな運転をしたら良いのかわからない人」に向け
カテゴリー(ブレーキ、ハンドル、アクセル)別に減点されやすい運転と加点されやすい運転のポイント
をまとめています。
コンテンツ
i-DMとランプの色の意味
先ずはサラッと復習をしておきましょう。
i-DMとは?
インテリジェント・ドライブ・マスターの頭文字を取りi-DMとなっています。
i-DMは「しなやかな運転」ができるように運転技術の向上を支援するシステムのことです。マツダは運転者も楽しく、同乗者にもやさしい運転で、さらにはその結果が燃費向上につながるような運転を「しなやかな運転」と考え、i-DMを使い、運転者に「しなやかな運転」がどのようなものかを伝えています。
ランプの色の違い
i-DMのランプはメーターの中央部分にあり、緑・青・白のランプの色でその時の運転の状況をリアルタイムに表示します。
青ランプ(しなやかな運転)加点
爽快に走りながら、スムーズで躍動感のある気持ちの良い運転。不快な揺れがなく、燃費の悪化も抑えられている。
緑ランプ(優しい運転)
不快な揺れのない丁寧な運転。燃費の良い走り。
白ランプ(身体が揺れる運転)減点
挙動の変化が大きく、無駄の多い運転。同乗者が不快感を覚え、燃費にも良くない
少し言い換えると
- 青ランプ:i-DMが好きな運転
- 緑ランプ:普通の運転
- 白ランプ:i-DMが嫌いな運転
となります。
青ランプが点いているときは加点され、白ランプが点いているときは減点されます。
「じゃあ ずっと青ランプ点けて走ればいいじゃん!」
というわけにはいきません。
青ランプは加速中、減速中、旋回中いづれかの動作中でなければ点きません。
ブレーキ編
比較的、加点を狙いやすいのがブレーキですが、減点もされやすいです。
ですが、ブレーキは加点と減点の傾向が割とはっきりしていて、操作の感覚もつかみ易いので、先ずはブレーキ操作から習得することをオススメします。
白ランプが点くブレーキ操作
- 急ブレーキ
- ブレーキの踏み直し
- アクセルを離して直ぐのブレーキ操作
当然ですが、急の付く操作は減点の対象になります。急激な減速Gの立ち上げはNG。
藤原拓海を意識し、ギリギリまで突っ込んでフルブレーキング!なんてやってたら何時まで立っても3rdステージにはなれません。
ブレーキを踏む ⇨ 離す ⇨ ブレーキを踏むといった踏み直しを短時間(1秒程度)で行うと減点の対象になりやすいです。ゆっくりと間隔を空けて操作をすれば減点はされません。
アクセルを踏んでいる状態からアクセルを離して直ぐにブレーキを踏むと、減速Gが大きくなくても急ブレーキと判定されるのか減点されることが多いです。余裕を持った操作をすることが大切です。
青ランプが点くブレーキ操作
- 一定の力で減速Gを立ち上げ、徐々に強める
- 走行スピードに合った減速Gを一気に立ち上げる
もう少しイメージしやすいようにグラフにしてみました。
縦軸がスピード。横軸が時間です。赤い矢印がブレーキを踏んだポイントです。
赤いゾーンが白ランプ、青いゾーンが青ランプが点くとイメージしてください。
黄色線①のように時間をかけてゆっくり減速するとずっと緑ランプのままです。
オレンジ線②は①と同じように緩やかに減速を始めますが、徐々にブレーキを踏む力を強め、①より短い時間で停車させています。このイメージだと30km/hくらいから青ランプが点灯します。
急ブレーキはこの曲線が赤いゾーンに入ってしまい、白ランプが点灯することになります。
「速度に合った減速Gを一気に立ち上げる」というのは、ブレーキを踏んだ瞬間から青いゾーンに入れるということで、かなりハードルは高めです。しかも、白ランプの赤いゾーンにも入りやすいので、減点のリスクも高くなります。
ブレーキの踏み始めは優しく、徐々に踏み込み減速Gを発生させる
ハンドル編
ハンドルは減点も少ないですが、加点も狙いにくい傾向にあります。
スピードのコントロールと舵角の操作のバランスが大切なため難易度は高めです。
青ランプを点けるには、ある程度の横Gを発生させないと行けないため、交差点で狙うのは止めた方が良いです。
白ランプが点くハンドル操作
- 急ハンドル
- ハンドルの切り増し
- 急なハンドル戻し
急ハンドルで一気に旋回の横Gを立ち上げると減点。
コーナーの途中(旋回中)にハンドルを切り足すと減点されやすいです。旋回中の横Gの変化を嫌う傾向にあります。多少強めの横Gでも一定であれば減点されることは少ないです。
コーナー出口で一気にハンドルを戻す動作をしても減点になります。
青ランプが点くハンドル操作
- 緩やかに横Gを立ち上げ、一定のままコーナーを抜ける
- S字コーナーの切り返し
コーナーといっても、旋回中ずっと青ランプが点いているわけではありません。青ランプが点きやすいポイントを図にしてみます。図の下から上に向かって走行をしているイメージです。
「緩やかに横Gを立ち上げ、一定のままコーナーを抜ける」
コーナーの侵入から出口まで一定の舵角で旋回していると、コーナーの出口付近で青ランプが点きます。
続いてS字コーナー。S字コーナーは1つ目のコーナーを抜けた切り返し辺りから青ランプが点きやすいです。S字コーナーの方が青ランプが点いている時間は長いです。
同じコーナーでも車速が足りないと緑ランプのままに、車速が早いと白ランプになるので、スピードと舵角を正確にコントロールしなければなりません。
単独のコーナーで横Gを発生させるために一度反対にハンドルを切って反動をつけるようにしてコーナーに侵入すると白ランプになります。そんな運転は他車の迷惑にもなるので止めましょう。
横Gを感じながら、一定の舵角でコーナーを抜ける
アクセル編
難易度的にはブレーキとハンドルの中間です。
コツさえつかめば、白ランプになることはかなり少なくなります。
白ランプが点くアクセル操作
- 急発進
- アクセルの踏み直し
- 路面状況を無視した加速
もちろん急発進はもってのほか!
ブレーキの踏み直し同様にアクセルの踏み直しも減点の対象となります。短時間(1秒程度)でアクセル ⇨ 離す ⇨ アクセルのような踏み直し操作をすれば減点対象となります。
また、坂道発進や踏切など路面状況を無視して、いつも通りの踏み込みをしても白ランプになりやすいです。坂道発進や踏切、凸凹した路面での発信は、いつもよりデリケートな操作が必要になります。
青ランプが点くアクセル操作
- 一定の力で加速Gを立ち上げ、徐々に強める
- 速度が落ちた状態からの再加速で、一定の加速Gを発生させる
ブレーキと同じようにグラフにしてみました。縦軸がスピード、横軸が時間。赤いゾーンが白ランプ、青いゾーンが青ランプのイメージです。
同じ60km/hまで加速する場合も、黄色線①のように緩やかな加速ではずっと緑ランプのまま。オレンジ線②のように短い時間で目標の速度まで加速すると青ランプになります。強く踏み込みすぎると赤いゾーンに入り白ランプになってしまいます。
このグラフでは停車状態からの加速をイメージしていますが、実は停車状態からの加速で青ランプを点けるのは簡単ではありません。特にこれまで優しい加速をしてきた人は、「こんなに踏むの?」と感じるはずです。狙いすぎると赤いゾーンにも入りやすいので、停車状態からの加速で青ランプを狙うのはオススメではありません。
私がオススメするアクセルの青ランプ獲得方法は減速した状態(20km/h程度)からの再加速です。交差点で手前で減速し、停車しないまま右折または左折した後、エンジン音が少し力強くなる程度にアクセルを踏み込むと、加速と共に青ランプが点灯するはずです。グラフを見てもそうですが、20km/h前後から青いゾーンが広くなるため、再加速の方が青ランプを獲得しやすく、白ランプのリスクが下がります。
減速した状態から再加速を狙う
トレーニング結果を表示しよう
「ずっとi-DMのトレーニング画面のままは嫌だ!でも、走行結果は確認したい」
そう思ったときはマツコネの設定でエンジンを切ったときにスコアを表示してくれるように変更ができます。
以上の設定をすれば、エンジンを切った時にi-DMの走行結果とちょっとしたアドバイスを表示してくれるようになります。
☆を増やす方法
トレーニング結果をエンディングに表示させると気になるのが
☆☆☆☆☆
この☆マークはどうしたら増えるのか?2つの条件を同時にクリアすれば☆マークは増えて行きます。
条件1:現在のステージでアベレージが4.8以上
条件2:今回のスコア 4.8以上を獲得する
2つの条件を同時にクリアすると☆マークが増えていき、5回連続で獲得すると次のステージへ上がります。
エンジン始動→運転→スコア 4.8以上→エンジン停止
以上を5回、しかも連続で行わないとステージは上がりません。これは決して簡単なことではありません。普通に運転していても4.8というスコアはなかなか出せません。しっかりとポイントを抑え青ランプを点ける運転をする必要があります。
まとめ
- 急な操作
- 操作のやり直し
- 一定のGが発生する安定した操作
i-DMの評価はいつも同じではありません。
走行する路面状況もそうですが他にも、乗車人数やその時の燃料の残量など重量の変化で判定基準が変わります。
常にその時の状況に合わせた運転が必要になることを覚えておきましょう。
i-DMを意識することで
「運転 上手くなった?」
と言われるようになるかもしれません。
または
「運転が楽しい」
と感じるようになるかもしれません。
実際に私も「どんな運転が青ランプで、どんな運転が白ランプなのか?」
考えながら運転するのはゲーム性もあり楽しかったですし、白ランプを回避するために他車や歩行者への注意力は増し、路面状況にも気を配るようになりました。
白ランプを回避する運転は事故を回避する安全運転につながると思います。
ちなみに・・・
今回は青ランプが点いたときを加点、白ランプが点いたときを減点というお話をしてきましたが、i-DMのランプが緑のままでも加点、減点されているときがあります。エンジン起動直後にこの傾向があるので最初から集中力高めていきましょう。
番外編:もっと上を目指して5th STAGEへ
i−DMには5th STAGEまであるのご存知ですか?
隠しコマンドを入力することで通常3rd STAGEまでのステージ設定を5th STAGEに拡大することができます。
私はステージを変更してエンジンを掛けると、いきなり5th STAGEになりました。
ステージ設定を変更した場合それまでの運転履歴が反映されてステージが変更されるようです。
限定解除してエンジンかけたら
いきなり5thステージになった!
限定解除する前の
スコアは引き継がれて
反映されるようですね! pic.twitter.com/4oAfxOJFDQ
— MZcar (@gogoCX30) 2018年8月21日
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