いつもお世話になっているディーラーさんにCX-8 PROACTIVEが2日限定で先行展示されるということだったので見てきました!
子供と二人で行ったので思ったように写真を撮れなかったのですが、CX-5との違いを中心にまとめたいと思います。
コンテンツ
展示車両
今回、展示されていた車両は
CX-8 PROACTIVE スノーフレイクホワイトパールマイカ 7人乗り
外観写真が無くて申し訳ないです。取り忘れました!でも、外観は沢山写真出てるので大丈夫でしょう。
第一印象は「CX-5とは似て非なる車」といった印象です。フロントマスクはほぼ変わらないにしても、車両全体の雰囲気はCX-5とは異なります。
特に後部ドアから後ろの伸びやかなシルエットはCX-8ならでは!「CX-5を延長した」と言うよりは「アテンザをSUVにした」って表現の方がしっくりきます。VWゴルフ5のワゴンやフィットシャトルみたいに取って付けたような感じはありません。
それもそのはず!CX-8はCX-5の延長版ではありません。プラットフォームもCX-5とは異なります。CX-8はCX-9(日本未発売)をベースに日本の道路にも合うようにリサイズしたモデル。なので、全体のシルエットがとてもキレイなんですね。CX-8の後にCX-5を見ると、CX-5の方が不自然に短縮されたようにも見えるので不思議です。
単純に外観のシルエットだけで言えば、CX-8の方が好みです。CX-8を見てしまうとCX-5のリアに物足りなさを感じます。
ホイールは19インチを装着しています。近くで見ると造形は凝っていますね。1色で統一されCX-5より大人な雰囲気です。
CX-5ではPROACTIVEやL Package(19インチ標準装備)でも17インチへインチダウンさせることが可能だったのですが、CX-8はインチダウンができなくなりました。なので、PROACTIVEとL Packageは強制的に19インチとなります。ベースグレード(17インチ標準装備)は19インチへのインチアップが可能です。
これは車重増加による措置のようでグレードにより異なりますが、CX-8はCX-5より200kg程度重くなっています。車両が重くなっても車の持つ運動性能やハンドリングを維持するための対応策と予想できます。CX-8の車重で17インチホイール、タイヤサイズ225/65R17ではたわみも大きくなり、ハンドリングに多少なり影響が出るのかなと思っています。
運転席
一見、CX-5と大きな違いはないように見えますが、座ると結構違いを感じます。
一番違ったのがシフトノブの位置。カタログをみて予測はしていましたが、やはりCX-8のシフトノブはCX-5より前側に移動しています。
見比べるとわかりますが、エアコンスイッチとシフトレバーの距離感が全然違います。シフトレバーが前側に行ったからと言って、レバーが遠いわけではありません。その秘密はレバーの高さ。CX-5より高い位置にあります。レバー位置を前にずらした分、高くすることでバランスを取っているようです。誤解のないようにお伝えしますが、私は普段CX-5に乗っているので、「シフトレバーが前にある」と感じましたが、CX-5以外の車から乗り換えであれば、気になることはないと思います。
ただCX-8の場合、シフトレバーの前にある小さな収納は、ほぼ機能することはないでしょう。「何を入れるんだ?」と思うくらい使いにくそうでした。収納が小さくなっただけではなく、シガーソケットも無くなっています。シガーソケットは助手席側に移設されました。少し奥まって目立たないところにあるので、普段使いとしては不便ですが、逆に考えればドライブレコーダーやレーダー探知機の電源を取るには便利かもしれません。
写真を見ていただくとわかりますが、CX-8はPROACTIVEでもシフトレバー横のニーレストパッド(ひざ当て)が革製になっています。CX-5 PROACTIVEは樹脂製です。(CX-5 L Packageのみ革製)
次にスピーカー。今回の車両はBoseサウンドシステムなしの車両だったのですが、Aピラーにはツイーターが・・・
PROACTIVEとL Packageは6スピーカーになりBoseサウンドシステムを入れなくてもツイーターが標準装備となっています。(ベースグレードは4スピーカー)
音も確認させていただきました。CX-5のBoseサウンドシステムには及びませんが、4スピーカーより音は断然良いと思います。高音が心地良く響きます。前席メインで使う方にはBoseサウンドシステムは必要ないかもしれませんね。後席の利用頻度が高いと後席の方は音に物足りなさを感じるかもしれません。実際、セカンドシートやサードシートに座るとツイーターの効果は感じないです。
使いにくさを感じたのは観音開きになったセンターアームレスト。
観音開きになったことはよいのですが、後席のスペースの関係か、収納の大きさ(縦横の開口部)は小さくなっているように感じました。対して深さはそのままで、CX-5にはあったトレイがなくなりました。CX-5も同じなのですが、必要以上に深いので取り出しにくさはあると思います。
さらに、地味な違いですが、足元に目をやると・・・
ついにフットレストが付きました!CX-5はフットレスト部分はカーペットむき出しだったので、地味な違いですが嬉しいです。
運転席のパワーウィンドウスイッチは全席AUTOが搭載されています。ここもCX-5と違うところです。(CX-5は運転席だけAUTOがありますが、他の席はAUTO無し)
セカンドシート
今回は7人乗りの車両。後部ドアの開口部はCX-5より広くセカンドシートへのアプローチはCX-5より楽かもしれません。実際後部ドアは延長されていてCX-5より長いです。
細かな違いですが、CX-8はCX-5よりドアが薄くなっているそうです。ドア自体が薄いのではなく、ドアポケットやドアのアームレストの厚さを調整しているとのこと。狭い駐車場でも乗り降りしやすいように配慮されています。見比べても極端に違うわけではないので、説明されても伝わりにくいかもしれません。
7人乗りのセカンドシートは6:4分割です。運転席後ろが6、助手席後ろが4になっていました。CX-5は4:2:4の3分割です。
「サードシートがあるので、セカンドシートの座面や背もたれが小さく(薄く)なっているのでは?」と勝手な想像をしていましたが、もちろんそんなことはありません。6人乗りは分かりませんが、少なくとも7人乗りのシートはCX-5と同じボリュームがあると感じました。座り心地もGOOD!サードシートを無視すれば、スライドできる分セカンドシートの使い勝手はCX-8の方が良いかもしれません。
続いてセンターアームレスト。
高さはしっかり!ドリンクホルダーも配置されています。幅も十分で後席に二人乗った時でもゆったり使えます。
開けるとこの通り。USB(2.1A)は2口付いてます。この辺りはCX-5と同じですね。
リクライニングについては3ノッチくらいで角度の自由度はやや低いです。それでも一番倒した状態だと結構くつろげるし、この状態でサードシートに人が乗っても問題ないくらいです。写真を見るとわかりますが、アームレストの角度はやや前下がりです。シートの角度に連動して角度を調整するような構造はなく、セカンドシートのセンターの盛り上がったところに当たって止まるようになっています。リクライニングを倒した時の方が前下がり感は強くなります。
セカンドシートの足元は結構ゆったり。運転席を運転ポジションにしてセカンドシートを全下げするとこんなにスペースが。
エアコンの表示も見やすいです!前席とは独立したエアコンなので快適性も高い!
チャイルドシートのISOFIXはCX-8の方がアプローチしやすいです。
展示車両はサンシェード付きでした。下側から引き揚げて上のフックに引っ掛けて使うのですが、上側のフックは大きめ。けっこう目立ちます。(撮ったはずの写真がない・・・)
サンシェードを上げていてもある程度外は見えます。逆に外から中は見えにくいです。(当たり前)子供を後席に乗せる場合はとっても便利!オススメオプションです。
サードシート
続いてサードシート。気になる方が多い部分だと思います。
座って率直な感想は「思ったより補助席感がない」
正直ビックリでした!横幅も思ったより広く大人が二人座ってもゆとりはあります。クッションもしっかり入っているし、体育座りになることもありません。さすがにセカンドシートには劣りますが、座り心地も悪くはないです。天井高は身長180の私が座ると髪が天井に当たるので、やはり身長170くらいまでが想定のようです。
気になる足元は
セカンドシート全下げだとサードシートとセカンドシートの隙間は20cmもありません。やはりサードシートに人を乗せる場合はセカンドシートを少し前にする必要があります。
快適装備と言うほどではないですが、ドリンクホルダーと小物入れは両側に装備されています。
サードシートに座っても三角窓から意外に外が見えるので窮屈感も控えめ。実際走ってみないと判断できませんが、2時間以内のドライブなら大丈夫そうです。
ラゲッジルーム
ラゲッジルームは想像通り、サードシート利用時はかなり厳しいと感じました。子供がいるユーザーだと小型のベビーカーも積めないと思います。床下に収納もありますが、深さはあるけど、やはり狭い。Boseサウンドシステムを装備するとウーファーが入るので、床下収納は半分になります。狭いとは言え、ランドクルーザープラドの7人乗りよりは広くて使えます。
サードシートを倒すのはラゲッジルームからでも簡単に操作できます。
サードシートの後ろについているコードを引っ張ると、先ずヘッドレストが倒れます。
コードを引っ張った状態で背もたれを押すと前に倒れます。
セカンドシートを下げていても倒すことができました。セカンドシートのリクライニングが倒れていると当たってしまいます。
サードシートを倒した時の荷室はセカンドシートを一番下げた状態でも、CX-5より広い!ただ、サードシートを倒しても完全なフラットではなかったのは気になりました。サードシートの部分は多少の前上がりの傾斜があります。また、CX-5と違いトノカバーが無いのでサードシートを倒した時の荷室はある程度外から見えてしまいます。
まとめ
同じPROACTIVEでもインテリアの高級感は全然違いました!CX-8の方が高級!やはり、似て非なる車です。
価格的にCX-5より80万~100万程度高くなるので、当たり前と言えば当たり前なのかもしれませんが、CX-5を3列化しただけではありません!同じPROACTIVEでもCX-8の方がかなり高級感あります。
運転席、セカンドシート共に居住スペースは十分。「サードシート作るために犠牲にされた」って感じはしなかったですね。
ただ一部、収納の部分についてはCX-5に軍配が上がります。CX-8の方が使いにくくなったと感じる部分は多かったです。乗車人数が多い場合、多少なり荷物が増えることが予想されますが、収納が使いにくいのはマイナス点かと感じました。
4~5人がゆったり乗れて、サードシートを搭載したCX-8か?5人が乗れてラゲッジや収納の使い勝手の良いCX-5か?迷うところです。
ステップワゴンスパーダやノア、ヴォクシーのハイブリットやセレナハイウェイスターなどはCX-8と価格帯が同じグレードもあります。室内の高さの面では敵いませんが、セカンドシートやサードシートの居住性、荷室の平面の広さでは大差はありません。高級感では断然CX-8の方が優れています。どこに重きを置くかにもよりますが、CX-8はミニバンとも十分戦えるというのが今回の感想です。
一度見積もりだけでも取ってみると購入のイメージ(良くも悪くも)ができて良いかもしれませんね。
CX-8の購入を検討中の方の参考になれば幸いです。
長々と最後までお付き合いいただきありがとうございました。
Amazonギフト券にチャージして購入すれば
チャージ毎に最大2.5%還元!
Amazonでのお買い物はギフト券にチャージ(入金)して購入するのがおすすめ!
チャージする度に、チャージ額の最大2.5%分のAmazonポイントが貯まり、お買い物をしてさらにポイントをGETすることができます。
Amazonでクルマ用品を購入するなら上手に活用しよう!