やっていそうでやっていなかった〔ALH〕について書いてみようと思います。
CX-5の納車から半年が経過しましたが、ALHあまり使っていませんでした。日が長いこともあり夜間に乗ること自体が少なかったのもあるんですが・・・
最近は暗くなるのも早いし、夜間に長時間運転する機会もあったので、様々なシーンでALHを使って「ALHって実際どうなの?」ってところをまとめたいと思います。
コンテンツ
ALHとは?
アダプティブ・LED・ヘッドライトの頭文字を取ってALHです。
ALHがどんな物か詳しく知りたい時はメーカーサイトで確認していただくとして、ここでは紹介動画だけ掲載しておきます。
ALHを簡単に説明すると
「車両に取り付けたカメラやセンサーが対向車や前を走行する車、走行状態を判断してヘッドライトの光量、照射範囲を自動で制御してくれるものです。」
ドライバーがストレスや不安を感じることなく運転を楽しめるように、面倒なハイビーム、ロービームの切り替える操作をなくし、夜でも前方を見やすい状況をつくり出すのが、ALHの役目です。夜間の視認性を高め、ドライバーの危険認知をサポートします。
CX-5の場合はヘッドライトユニットの中に片側12灯のLEDブロックを配置し、より細かい制御を行います。(動画は片側4灯のイメージ)
PROACTIVE、L Packageには標準装備。ベースグレードには装備されていません。
ALHの使い方
納車の時に説明があったり、なかったりでALHの使い方を知らない人は意外に多いみたいですね!
使い方はいたって簡単!
ヘッドライトのスイッチは〔AUTO〕に合わせます。そのままレバーをハイビーム側(前側)に倒すとALHの準備は完了です。
外が暗くなり、ヘッドライトが点灯している状態で、走行速度が40km/hを超えるとALHが動作します。動作中はメーター内に
この二つのマークが点灯します。ALHのスイッチが入っていても、ALHが動作していない時は「上向き表示灯」は点灯しません。
上向き表示灯が点灯していても常にハイビームになっているわけではありませんので安心してください。
市街地走行
ALHはほぼ動作しません。普通のロービームです。
街灯やお店の明かりも対向車も多いのでALHの必要性も感じないですね。ALHのスイッチは入れておいても大丈夫ですが、40km/hを超えてもALHが動作することは少ないです。
郊外走行
市街地を抜けて、街灯が少なくなるとALHが動作するようになります。
メインの明るい道路から一本入ると走行速度に合わせてALHが動作します。街灯が多い場合は動作しないこともあります。
速度が40km/hを超えると、フワッと照射範囲が広くなりハイビームに近い状態になります。LEDですがパッパッと切り替わる感じではなくフワッて感じでやさしく切り替わります。
対向車を検知するとスッと対向車側だけロービームに切り替わるります。(状況によっては両側がロービームになる)
お互いの速度も高くないので、対向車からパッシングされることもありません。
トンネル
昼夜問わずトンネル内はALHは動作しないです。
夜間でALH動作中にトンネルに入っても、トンネル内は照明が多いこともありALHは動作しないようです。
昼にALHのスイッチを入れておいても、ヘッドライトは点灯しますが、ALHは動作しません。
自動車専用道(中央分離帯あり)
個人的には一番快適に走れると感じたのが、中央分離帯ありの自動車専用道(高速道路)です。
前を走る車の検知も正確です。速度が高いので照射範囲は広いのですが、前を走る車に迷惑になるような照らし方はしていません。自社の前に車がいなくなると、スムーズにハイビームに切り替わります。左右の照射範囲も広いので、照明が少なく暗い高速道路でも安心して走行できます。
中央分離帯もあるので、対向車からパッシングされるようなこともありません。
自動車専用道(中央分離帯なし)
一方、自動車専用道でも中央分離帯が無い道路は厳しいと感じました。
前を走る車に迷惑をかけるようなことはないのですが、対向車からパッシングされることはあります。(追越し車線走行中 20~30台に1台くらい)
確実に対向車を検知して、部分的に照射範囲を切り替えているのですが、照射範囲が左右と前側に広いことと互いに速度が高いことで、切り替わる前に対向車が照射範囲に入ってしまうようです。互いに100km/hを超えているとパッシングされる確率が高いと感じました。90km/hくらいであれば切り替えが間に合っているように思います。
まとめ
実際に2ヶ月近くALHを使ってきての率直な感想
『ALHは思ったより便利!』
中央分離帯のない自動車専用道以外は基本的にALHにお任せで問題ないと思いました。中央分離帯のない自動車専用道でも速度が90km/h以下であれば十分使えます。
完全なハイビームにならないとしても左右の照射範囲が広いので、住宅地を走る時も安心感高いです。
「ALHなんてオートでハイビームとロービームを切り替えるだけでしょ?」なんて思って使わなかったら損ですよ!
ハイビーム・ロービームの単純な切り替えではなく、本当に細かい制御を自動で行ってくれます。照らしてる部分、照らしていない部分も運転していて直ぐにわかります。
免許更新の講習でも「夜間走行時は原則ハイビーム」を推奨しています。ALHも速度にも依りますが、動作中は基本的にハイビームに近い動作を行い、必要に応じてロービームに切り替える感覚ですので、推奨される夜間運転に近いものになると思いますよ。
まだ、使ったことない人はぜひお試しを!最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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