「MINIをローダウンしてスタイリングを良くしたい」
「MINIの乗り心地を良くしたい」
「ローダウンしたいけどダウンサスと悩んでいる」
そんな皆さんに向けこの記事を書いています。
皆さん こんにちは。
MINIを購入して4ヶ月。すっかりMINIの魅力に取り憑かれたエムブロ(@gogoCX30)です。
今回は、MINIのローダウンや乗り心地について書いていこうと思います。
結論を先に言っておくと
車高調一択
ローダウンするにせよ
乗り心地の改善にせよ
車高調以外の選択肢は、あまり考える必要はないのかなと思っています。
このあたりの詳しい解説やお話もしていこうと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。
コンテンツ
MINIの純正の足回りの乗り心地
最初にノーマルのMINIに乗ったときの印象は「硬い」というよりも「落ち着きがない」といった印象でした。
ある程度速度が出ているときは良いのですが、住宅街など速度が出ずに路面状況の良くない道を走ると、左右に揺らてお世辞にも乗り心地が良いとは言えないものです。
国産車と比べてしまうと残念の一言。
理由ははっきりしていて、MINIは欧州車ということで、そもそも高い速度域を想定して足回りのスペックが決められています。
日本では考えられませんが、一般の方がアウトバーンを160km/h以上出して走るなんて日常茶飯事です。
そんな足回りで日本の住宅地を20〜30km/hで走れば、跳ねるような乗り味になるのもうなずけます。
これからMINIの購入を検討している方は、ぜひ住宅地で試乗されることをおすすめします。
とは言うものの、どんなに乗り心地が悪いとしても、MINIの代わりになるような車は他に無いので、純正の乗り心地については諦めるしかありません。
そんなときのために社外品の足回りも沢山あるので安心です。
ダウンサスをおすすめしない理由
足回りの交換(特にローダウン)と言えば、ダウンサスをイメージされる方も多いかもしれませんね。
バネだけを交換する割とお手軽な方法で、後に紹介する車高調より安価に交換することができます。
一緒にローダウンもできるので、スタイリングも良くなって一石二鳥。
なんて思っていると大間違い!!
ダウンサスは、乗り心地が良くなるどころか、逆に乗り心地を悪くしてしまう可能性もあります。
乗り心地はバネレートと減衰力で決まる
車の乗り心地は、バネレートと減衰力で決まると言っても過言ではありません。
厳密には、もっとイロイロな要素が複雑に絡むのですが、今回は難しい話は抜きでいこうと思います。
MINIで住宅地を走ったときに、跳ねるような乗り心地になったり、左右に揺られるような乗り心地になるのは、バネレートと減衰力が日本の道路事情に合っていないからです。
バネレートとは、スプリングの硬さを表す数値で、○○kgと表記されています。
数値が高いほど、スプリングは固くなります。
一方で減衰力は、スプリングの伸び縮みの動きを抑制する力のことを言います。
スプリングは本来一度衝撃が加わると、伸びたり縮んだりを繰り返すのですが、伸縮を制御する力がないといつまでも上下に揺られ気持ち悪くなってしまいます。
その揺れを抑えるのがショックアブソーバーの役割であり、揺れを抑え込む力が減衰力というわけです。
MINIの場合、バネレートと減衰力が速度域の高い欧州に合わせた設定になっているため、日本で乗るとどうしても硬いと感じてしまうということになります。
またダウンサスでスプリングだけを交換しても、乗り心地の改善にはつながりません。
車高が下がってスタイリングは良くなるのですが、スプリングが短くなる分バネレートが高くなってしまい、乗り心地がさらに固くなったと感じることも少なくないからです。
乗り心地も含め改善するなら、スプリングとショックアブソーバーがセットになった【車高調キット】の方が断然効果が高いと言えます。
車高調を選んでおけば後悔がない
ダウンサスにしても、車高調にしても高い買い物であることは間違いないので、後悔はしたくないものです。
そう言った意味でも車高調はオススメです。
というのもダウンサスを選ぶと不満があったときに「車高調にしておけば良かった」となりがちだから。
ダウンサスは乗り心地の面でも不利なところがあり、やはり車高調の下位互換的な存在です。
迷ったなら車高調を選ぶ方が後悔が少ないと言えます。
ビルシュタイン B14を購入した理由
MINIの車高調と言ってもさまざまなメーカーから発売されています。
その中からビルシュタインB14を選んだ理由をお伝えしたいと思います。
純正採用されていて信頼性が高い
国産車でもスポーティなモデルやグレードになるとBILSTEINの足回りを採用するケースは多くあります。
有名所だと、コペンやインプレッサなど。
国産車で採用されるということは、日本の道路事情もよくわかっているという考え方もできます。
「ビル足」を試したかった
【ビル足】
クルマ好きなら一度は聞いたことがあるかもしれません。
ビルシュタインの足回りのことをビル足なんて呼んだりします。
ビルシュタインの足回りは、F1やWRCなど多くのモータースポーツのカテゴリーで勝利を導いた経験があり、信頼性と耐久性の証として【ビル足】と呼ばれるようになりました。
もちろん私は、MINIでモータースポーツに参戦するわけではありませんが、クルマ好きとしてビル足を一度は試してみたいと思いました。
BILSTEIN B14レビュー
いろいろと前置きが長くなってしまいましたが、ここからがBILSTEIN B14のレビューとなります。
ローダウンでスタイリングが良くなる
B14のダウン幅は、-30〜-50mm程度(車種により異なる)とベタベタに下げたい人には不向きですが、ほど良いダウン幅となります。
普段の運転で困ることの無い範囲でローダウンすることができます。
好みやライフスタイルに合わせた車高にできる
車高調整式だからと言って、取り付け後に車高を調整するかと言われたら、車高調整はほとんど行いません。
ではなぜ高価な車高調を選ぶのか?
車高調のメリット一つは自分の好みの車高に調整できること。
ダウンサスのように下げ幅が一定ではないので、下がりすぎたり、下り足りなかったりということが発生しません。
「自分は車高調整しないから車高調は必要無い」って考え方もわかりますが、車高調を購入した多くのユーザーも車高を調整するのは最初だけで、セッティングが決まったら車高を変えることはありません。
でも、「生活環境の変化で車高を上げなければいけない」そういった場合でも、車高調ならカンタンに車高を上げることができます。
お店で車高調整をお願いしても3,000〜4,000千円。
仮にダウンサスをノーマルに戻すとなると3万円前後の工賃が発生してしまいます。
MINI純正以上の乗り心地
B14の乗り心地は純正以上。
もちろん好みもあると思いますが、純正より乗り心地が悪くなったと感じる人は、あまり居ないと思います。
それもそのはず。
日本で正規に販売されいるB14は、日本の道路事情に合わせてスペックを調整されています。
MINI純正は日本用にチューニングされていないので、B14の方が乗り心地が良くなるというのも納得していただけるはずです。
純正形状で乗る心地が良い
車高調にもいくつか種類があり、B14は純正形状の車高調でアッパーマウントも純正のものを再利用します。
車高調の乗り心地が硬いと思っている方も少なくないと思いますし、実際に硬い車高調もあります。
高速安定性が高い
日本仕様にチューニングされているからといっても、国産車のようなフニャフニャの足ではありません。
高速域での安定性も非常に高く、純正に引けを取らない安定感。
ここでは言えない速度を出しても不安になるような挙動は一切ありません。
むしろ純正の時に出ていたバタつきも無くなり、本当にしなやか。「コレがビル足か」と感心させられます。
車高の調整ができる
MINIのカスタマイズをしていくと、どうしても車高を変えたくなるタイミングがやってきます。
例えば、ホイールを変えたときやエアロパーツを取り付けた時です。
特にホイールをインチアップした時は、タイヤの厚みが薄くなることから印象が大きく変わり、腰高感がどうしても出てしまう。
そんな時も、車高調ならカンタンに車高を下げることができるので、ホイールに合わせた車高にすることが可能です。
ダウンサスで車高を変えようと思うと、もうダウンサスを交換するしかなくなります。
【まとめ】
「ノーマルで乗り心地を改善する」
「カスタマイズでスタイリングを追求する」
どちらを選ぶにしても、車高調を装着しておけば間違いない。
車高調と聞くと「カスタムする人用の足回りでしょ」ってイメージがある方も少なくないと思います。
この記事を書いている私もそういうイメージでした。
でも実際に使ってみると、ノーマルのままで車高調を付けても十分に恩恵があることがわかりました。
国産車ではここまで必要ないのかもしれませんが、MINIに乗るのであれば、一度は検討してみて良いと思います。
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