なんだかんだ不祥事の相次いだスバルですが、新型フォレスターを6月20に発表。7月19日に発売を開始しました。(Advanceは9月14日発売)
今後ホンダCR-Vの発売も予定されており、国産のミドルサイズSUV市場は盛り上がりを見せています。
そこで今回はマツダ CX-5とスバル フォレスターを徹底比較!
CX-5オーナーから見たフォレスターの魅力についても触れて行きたいと思います。
この記事では
フォレスターとはどんな車なのか?
新型フォレスター進化のポイント
CX-5とフォレスターの数値比較
CX-5オーナーかた見たフォレスターの魅力
についてお伝えしていきます。
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コンテンツ
フォレスターとは?
初代フォレスターは1997年に登場。初代フォレスターの登場から20年が経過しフォレスターは5代目へバトンを渡します。
クロスオーバーSUVではありますが、悪路走行が可能な車高を確保したうえで、車高をできるだけ下げて舗装路での安定性も高めています。
低重心と高出力のエンジンとの組み合わせでオンロードでも高い安定性と走破性を併せ持つ車です。
エンジンはスバルのアイデンティティともいえる水平対向エンジン(BOXERエンジン)を縦置きで採用。
駆動方式は全てシンメトリカルAWDが採用されています。
グローバルで最も売れるスバル車です。
新型フォレスター進化のポイント
お客様の声を反映し安心と楽しさを高いレベルで再現したという新型フォレスター。
デザイン、パッケージング、ユーティリティー、安全性能、動的質感、パワートレインなど様々な変更が加えられています。
ここでは第4世代(SJ系)から第5世代(SK系)への変更で加えられた進化のポイントをまとめていきます。
新プラットフォームの採用
新型プラットフォーム スバルグローバルプラットフォームをインプレッサに続きフォレスターにも採用しました。
スバルグローバルプラットフォームは人を中心とした設計から生まれたということで、マツダの人馬一体の考えと通じる部分もあるのではないでしょうか?
新型プラットフォームの採用でホイールベース(前輪と後輪の間隔)を約30mm伸ばし、その大半を後席の快適性ために割り当てています。
ドライバーモニタリングシステムを採用
新開発のドライバーの顔を認識し安全運転をサポートする先進機能「ドライバーモニタリングシステム 」を初採用しています。※Advanceグレードのみ
iPhoneのFaceIDみたいな機能ですね。
走行中はドライバーのまぶたの動きや顔の向きを感知し、ドライバーに眠気や不注意があるとメーターの警告表示と警告音で知らせてくれます。
またおもてなし機能として、あらかじめ設定しておいたシートポジションやドアミラーの角度を自動で調整してくれたり、メーターディスプレイの表示やエアコンの設定も再現してくれます。
登録は最大5人まで行うことが可能で、登録したドライバー毎の燃費を表示することもできます。
エクステリア
プラットフォームこそ新しくなりましたが、外観やスタイリングについては4代目のデザインを引き継ぐかたちに留まっています。
特にフロントマスクはヘッドライトやバンパーなど変更は加えられていますが、4代目のビッグマイナーチェンジかな?と思うくらい似ています。
リアデザインはコンビネーションランプの変更が目を引きます。
SUVらしい力強さが表現されたデザインです。
インテリア
シートはブラックのファブリックシート(グレードにより違いあり)に加え、ブラウンのレザーシート、ブラックのレザーシートがメーカーオプションで設定されています。
後席にもエアコンのベンチレーションやUSB(2.1A)電源が設けられ後席の快適性も向上しています。
走行性能
新型フォレスターでもシンメトリカルAWDを採用。
4輪の駆動力やブレーキなどをコントロースし悪路走行を可能にするX-MODEでは2つのモードを切り替えることが可能です。
雪道や砂利道など滑りやすい路面を走行するときは「SNOW・DIRT」モード。深い雪やぬかるみといったタイヤが埋まってしまうような路面を走行する「DEEP SNOW・MUD」を選択できます。
最小回転半径は5.4mとミドルサイズSUVの中では小回りが効く方です。
CX-5とフォレスターのサイズ比較
CX-5 | FORESTER | |
全長(mm) | 4,545 | 4,625 |
全幅(mm) | 1,840 | 1,815 |
全高(mm) | 1,690 | 1,715 ※1 |
室内長(mm) | 1,890 | 2,110 |
室内幅(mm) | 1,540 | 1,545 |
室内高(mm) | 1,265 | 1,270 |
ホイールベース(mm) | 2,700 | 2,670 |
最低地上高(mm) | 210 | 220 |
乗車定員(人) | 5 | 5 |
車両重量(kg) | 1,520 | 1,805(1,915) |
※1 ルーフレールなしの場合
意外にもフォレスター方が全長が長いんですね。
運転に影響するほどの違いは感じないと思いますが、全幅を除けばフォレスターの方が若干大きい数値になっています。
車両重量は断然フォレスターの方が重くなっています。水平対向エンジンは重たいですね・・・
エンジン・トランスミッション
5代目フォレスターのエンジンは2.5lNAと2.0l e-BOXERの2種類。
4代目フォレスターのラインナップにあった2.0l NAと2.0l ターボはラインナップから外されることとなりました。
CX-5 2.5lと比べるとパワーも燃費も大差なし。
フルタイムAWDのフォレスターに対し、通常FFで必要なときだけAWDに切り替えるCX-5では、正確な比較にならないかもしれません。
でも、車両重量が300kg近く重たいにも関わらず、この燃費性能は素晴らしいと思います。
グレードと価格
公平性を持たせるためCX-5の価格はAWDのみにしています。
カタログ価格を比べると「フォレスター安いじゃん!」となってしまいますが、カタログ価格だとアイサイトセイフティプラスはもちろんキーレスエントリーやエンジンのプッシュスタートすら装備されていないグレードがあります。
これはスバルの悪いところ。(トヨタもこの傾向があります)
先進安全装備など同レベルに合わせためフォレスター X-BREAKにキーレスエントリーやアイサイトをプラスすると¥3,142,800
CX-5 25S PROACTIVEとL Packageの中間くらいの価格になります。
フォレスターの方が一見安く見えますが、装備を合わせると価格差はほぼ無いです。
それどころかナビを装備するとフォレスターの方が高くなります。
マツダ車はマツダコネクトが標準装備されているためナビを付けても+48,600円で済みますが、フォレスターはオプションでナビを購入しなければならないため+10~15万円程度は想定しておく必要があります。
CX-5オーナーからみた新型フォレスターの魅力
走りの力強さ、SUVの無骨さや男らしさという面はフォレスターが強いと思います。
CX-5が悪路走行でフォレスターに勝てるとは思えません。
キャンプなどアウトドアでの利用を考えるとフォレスターの方が選択肢として正しいように思えます。
でもX-MODEで2種類の走行性能を選べるとしても、日常で使うことは無さそう・・・個人差はあると思いますが、いくらSUVとは言え新車でぬかるみにはハマりたくありません。
X-MODEなしでもう少し価格を下げても良かったのではないかと思います。
ドライバーモニタリングシステムは面白い機能ですね。CX-5にも休憩を促したりする機能はありますが別物です。
シートポジションの再現とかも便利そう。ただ気になるのは読み込みの速度と正確性。
メガネやサングラス、マスクの有り無しでも変わってくると思うんですよね。このアタリは試乗でも確かめることができると思うので気になる人はご確認ください。
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