煽り運転や危険運転の影響で一般車両にも一気に普及が進んだドライブレコーダー。取り付けを検討している人も多いと思います。
いざ、ドライブレコーダーを選ぼうと思っても、多くのメーカーから様々な機種がリリースされていて、なかなか決めきれないのも事実。
そこで今回のテーマはドライブレコーダーの選び方
目的や用途に合わせて選ぶことができるように一覧もダウンロード可能です。
コンテンツ
コストパフォーマンス重視
なるべく少ない予算でドライブレコーダーを取り付けたい方にオススメのモデルを集めました。営業車やセカンドカーへの取り付けを検討している方にもオススメです。
基本的な機能を備えたドライブレコーダーで、実勢価格15,000円以下のモデル中心です。
実勢価格10,000円を切る価格ながら、映像補正機能を搭載しトンネルなど急激な明るさの変化にも強く、夜間もキレイに録画ができるモデル。コンパクトなボディーで取り付け位置の自由度も高いです。オプションパーツを取り付けることで駐車場監視機能も使える拡張性も嬉しいポイント。最初の一台にもオススメ。
2.4インチと安価なモデルの中では比較的大きな液晶画面を搭載しているモデルで、オプションのコードを使うことで最大7時間の駐車場監視機能を使うことができます。マンションなど集合駐車場でのトラブルにも大きな力を発揮しそうです。日本製で3年保証付きなのも嬉しいポイント。画像補正には未対応のため急激な明るさの変化には弱い。
取り付けのステーがないコンパクトな設計でミラーの裏に隠れ、視界を広く保つことができます。実勢価格15,000円前後ながら内蔵バッテリーで最大50分の駐車場監視機能が使えます。長時間の駐車にならなければ一台で十分な機能です。画角が水平95°と狭いのがネック。
フルハイビジョン、Gセンサー、2.4インチ液晶、画像補正、画角115(水平)と実勢価格10,000円前後ながら基本機能が充実したもモデル。安くてもバランスの良いモデルを探しているのであればこの機種がオススメ。難点を挙げるとすれば、操作ボタンが本体の横にあるため、操作を行いにくい点。運転席から操作を行うことを考えると取り付け位置も制限されるかも。
とにかく安く、とりあえずドラレコがあればいいって方にオススメの一台。5,000円でお釣りがきそうな価格です。ただ、機能もそれなり。画像補正なし、Gセンサーなし、ハイビジョン画質と万一の備えとしては不安が残るのも否めない。営業車などに取り付けて、カメラの存在をアピールすることで抑止効果はありそう。
キレイな映像重視
できるだけキレイな映像を残したい方へオススメのモデルを集めました。HDRやWDRなど画像補正機能を搭載したモデルで20,000円~30,000円の価格帯が中心です。
ドライブレコーダーでは最高レベルの画質、フルハイビジョン(1080p)の約1.8倍のWQHD(Wide Quad-HD)を搭載したモデル。このクラスでは最大級の3型液晶も魅力的。最長300時間の長時間録画も可能なSDカードダブルスロットも搭載し、運転支援機能も装備しています。別売りのオプションパーツを追加すれば駐車場録画も可能と30,000円以下のモデルでは充実の内容。
このモデルの魅力は画質も去ることながら、超広角の画角。136°(水平)と最高クラスの画角を誇ります。ボンネットの短いミニバンや軽ハイトワゴンは画角が狭いと自車の近くが写らなかったり、近くを写そうとすると遠くが写らなかったりしがちなのですが、このドライブレコーダーならその心配もありません。画角が広ければ隣の車線からの割り込みなどトラブルにも有効。別売りのケーブルを使うことでレーダー探知機と相互通信や電源の供給も可能に。レーダー探知機も取付ける予定なら電源の取り出し作業も一回で済むので、作業的にもラクだし、配線もスッキリします。万一、事故に遭ってしまった場合には20,000円のお見舞い金のサービスも。
高画質のドライブレコーダーを購入したのに映像がイマイチと思うことも・・・その原因はフロントガラスに反射した光や景色がカメラレンズに写り込んでいる可能性がります。太陽の位置や天候にも左右されるため、なかなか対策が難しいことも。そんな、ガラスの写り込み防止をするならこのモデル。偏光フィルターが標準装備されておりフロントガラスへの写り込みや反射を軽減し、前方の走行映像を鮮明に記録することができます。画質もフルハイビジョンを超える1296p、内蔵バッテリーで最大50分の駐車場録画機能が使えるなど充実の機能。
どうしてもルームミラーの周辺に余計なものを増やしたくないと思えばミラータイプを検討してみてはいかがでしょうか?液晶画面がミラーに内蔵されたモデルでカメラは超小型。ミラーの影にすっぽり隠れてしまうので視界に余計なものが入ることはありません。操作も比較的行いやすいです。ただ、純正のミラーに自動防眩機能がある場合はその機能を使えなくなってしまいます。
走行中はもちろんだけど駐車場監視映像もキレイに残したいと思う方はこのモデル。オプションのマルチバッテリーを使うことで最大12時間の駐車場監視機能を車両のバッテリーからの電力供給なしで行うことができます。マルチバッテリーは走行中に充電が可能。さらにマルチバッテリーの使用でより細かい駐車場監視機能の設定が可能になります。魅力的ですが、マルチバッテリーは23,000円程度と、もう一台ドライブレコーダーが買えそうな価格です。バッテリーに負担をかけずに駐車場監視ができるのは嬉しい。
安全機能重視
ドライブレコーダー+αの安全機能を求めるならこちらのモデル。安全運転をサポートする機能が備わっており、車線を外れそうになったり、車間を詰めすぎた時にドライバーに知らせてくれます。
先に紹介したDRV-830とほぼ同じ機能を搭載しながら価格は5,000円ほど安く購入できます。違いはカメラの画角が狭くなる(水平102°)ことと、液晶画面のサイズが2.7インチになってしまうこと。前方衝突警告、車線逸脱警告、発進遅れ警告に対応。運転支援機能を優先するならこちらのモデルの方が買い。
安全運転支援に加え、オービス警告機能も備えたモデル。ドライブレコーダーでは珍しいステアリングリモコン付きで静止画の撮影、映像の保護、音声録音開始・停止を運転中でも手元でコントロール可能。オプションなしで駐車場監視も行え、Wi-Fiにも対応し充実の機能になっています。画角はやや狭く(水平106°)、液晶画面は2.0インチと控えめ。
E530はステアリングリモコンが付属しないモデル。リモコン以外の機能はS550と同じ。
夜間やトンネル内でもキレイな映像を記録可能なナイトビジョンを搭載。ドライブレコーダーに使うSDカードは定期的にメンテナンスが必要になることが多いのですが、このモデルはメンテナンス不要にも対応しています。タッチパネル搭載で操作しやすいのも魅力。MONOQLOでドライブレコーダーのベストバイに選ばれています。
万一の時にしっかりと記録を残し、安全運転支援にも対応したモデル。フレームレート(一秒間のコマ数)が最大30のモデルが多い中、XDR72は最大60コマ。信号やナンバーもしっかり記録することが可能で、スピードが速い場合でもキレイに記録できます。日本で使用することを想定し夏の猛暑や冬場の寒さでも安心して使えます。安全運転支援は発進遅れ警告には未対応。
安全運転支援機能付きモデルの中ではお求め易い価格設定になっているのがこのモデル。お求め易いとは言え画質は1440pとフルハイビジョンを超える高画質。オプションの取り付けで長時間の駐車場録画も可能など、安くても機能は充実。
安心機能重視
車内の様子も気になる場合や後続車の様子も捉えることができる2カメラドライブレコーダーをお求めならコチラ。2カメラで前後同時録画や超広角カメラで車内の様子も記録することが可能です。
1台のカメラで前後左右360の映像を記録できる超広角カメラを搭載。4.5インチの大型液晶に4画面表示をさせることも可能。駐車場監視では前方だけでなく左右からのイタズラやドアパンチも記録させることもできます。タッチパネルを使って記録した映像をその場で確認できるのも嬉しい。
リアカメラが標準装備の2カメラセパレートタイプ。18,000円前後と求めやすい価格設定が魅力。GPSはオプションながら、駐車場監視機能はオプションなしで使うことができます。画質はフロント720p、リア480pと少し物足りない。低価格で前後同時録画を選ぶならコレ。
今回紹介するドライブレコーダーの中では一番高額なモデル。フルハイビジョン2カメラ、3.5インチ大型タッチパネル液晶、安全運転支援機能、駐車場録画紹介した機能全部入り。さらに夜間も鮮明な映像が記録できるナイトモードも搭載。駐車場監視モードはオプション購入なしで使えて嬉しい。
1つのボディーに2つのカメラを搭載したモデル。自車の後方というよりは前方と車内の映像を同時に記録します。基本的な機能は問題ないのですが、液晶画面を搭載していないのが難点。実はレーダー探知機とセットで使うことを前提に作られています。セルスターのレーダー探知機と専用のコードで接続することで、レーダー探知機にドラレコの映像を表示させることができます。レーダー探知機がない場合は映像の確認にはスマホやPCが必要になります。
リアカメラ標準装備の2カメラセパレートタイプ。フロントカメラ、リアカメラ共にフルハイビジョンの高画質。2カメラタイプの中では画角が広い設定になっています。駐車場監視機能はオプションながら、安全運転支援機能は搭載しており価格は28,000円程度と求めやすい価格も嬉しいポイント。映像補正はフロントカメラのみに搭載。
一台のカメラで360映像を記録します。従来のドライブレコーダーでは映せなかった車両の横からの飛び出しや衝突なども記録可能。液晶画面は非搭載なので、映像の確認はスマートフォンを使います。専用のアプリとWi-Fiでリアルタイムの映像を見ることも可能。画角は広いのですが、映像が湾曲して見えるのが残念。
リアカメラに加え、駐車場監視機能と安全運転支援機能も装備したモデル。駐車中は動体検知で動くものに反応して録画を開始。効率的に監視することができます。3.5インチの大型タッチパネル液晶、フロント・リアともにフルハイビジョン撮影と機能、画質ともに申し分なしの一台。
ドライブレコーダー機能一覧
今回紹介したドライブレコーダーの機能を一覧にまとめました。
まとめ
今回紹介したドライブレコーダーはまだまだ一部。かなりの種類のドライブレコーダーが発売されているのがお分かりいただけるかと思います。その中から自分の好みの一台を見つけるのですから選ぶのは大変です。
しかし、万一に備えてのドライブレコーダーです。保険的な意味もありますが、妥協して選ぶのはオススメできません。頻繁に買い換えるものでもないので、短くても2~3年は使うことを考えて選びましょう。
沢山紹介して来ましたが、個人的なおすすめは KENWOOD DRV-830
30,000円を切る価格ながら機能が充実しており、映像もキレイ。タッチパネルはありませんが大型液晶のお陰で操作が行いやすく、初心者でも迷うことは少ないと思います。
2カメラタイプのオススメは LG LGD-200
前後フルハイビジョン記録ができて大型のタッチパネル液晶搭載。駐車場監視に運転支援機能まで付いて37,000円前後なら決して高くはありません。
ドライブレコーダーも進化してドライブの思いで記録などエンタメ性も高くなってきていますが、やっぱり一番は万一への備え。
あなたの運転する車には誰が乗っていますか?
きっと大切でない人は乗っていないと思います。大切な人に辛い思いをさせないためにも、最適な一台を選びましょう。
ドライブレコーダーに関する過去の記事
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